日本語のシャンソン 私は今まで、日本語で歌われるシャンソンに違和感があったのですが、それは言葉のせいだと思っていました。 ところが先日ラジオで越路吹雪の特集があり、彼女が日本語で歌うシャンソンが素晴らしく、違和感の原因は言葉ではなく歌い手の問題だとわかりました。 ピアノには歌詞はありませんが考えさせられることでした。
知音 中国の故事で、琴の名手伯牙が風景を心に描きながら演奏したものを、鐘子期という人が見事に聴き分けることが出来たそうです。 弾き手と聴き手の感性が共に研ぎ澄まされていると、そういうことが起きるのだと感じ入りました。
伝える・伝わる あるプロのアナウンサーによると、自分の言ったことが伝わるのはたった1%だそうです。 レッスンでは、状況が違うとはいえ、身につまされます。 レッスン時には自分が説明するよりも生徒さんに弾いて頂く時間をたくさん取りたいので、 よほど的確な言葉を選んで、尚且つ伝わるまで何度も繰り返さないといけないとひしひしと感じました。