クリスマス会まであと1か月ほどとなりました。
毎年連弾を組み入れていますが普段一人で弾くことが多い楽器にとってアンサンブルで学ぶことは大きいです。
東京フロイデ合唱団の第九の公演が、会場の制限により、3年連続で中止が決定されました。
12月に向けて順調な仕上がりを見せていたのに、来年また同じメンバーで歌えるとは限らないのに、悔しくて堪りません。
先日、大人の生徒さんが、「先生の言う通り片手ずつ練習したら、ちゃんと弾けるようになりました」と言ってくれました。嬉しかった半面、何年も前から同じことを言い続けてきて、ようやく分かって頂けたのだなと思いました。
話した言葉の意味がわかるだけでなく、胸に響いて行動を起こしてもらうことが、いかに難しいのか、改めて感じます。
生徒さんが所属する部活のオーケストラの定期演奏会に行ってきました。
ティンパニーを始め、数種類のパーカッションを見事に演奏していて感動しました。
ピアノは普段一人ぼっちですがオーケストラの中でのアンサンブルを経験することで、耳も開き、音色に対する感覚も磨かれて、ピアノを弾くことにもとてもいい影響があると思います。
ある引退された将棋の名人が、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番を聴いて、長いスランプから抜けられると思い、実際翌日の試合から連勝し続けたとの話をラジオの音楽番組で聞きました
パールマンの遊び心のある弓遣いにハッと悟られたそうです。音楽にも将棋にも遊びが必要だと感じたエピソードでした。
友人に連れられて新宿の輸入ピアノ屋さんを訪れました。
どのピアノも個性豊かな音がして、作曲家ごとにこれらのピアノを使い分けて弾けたら素晴らしいだろうと思いました。とても叶わぬ夢ですが。
また、サル・プレイエルを工事した時に出た、内装の壁のかけらがあって、ショパンも触ったと言われています。触るとピアノが上手くなるとのことで触ってみましたが、果たして?
先のオリンピックでは、日本人選手達の大活躍に心躍らされました。あの大きな舞台で、自己最高のパフォーマンスをするために、どれだけの努力をされたのだろうと頭が下がります。
羽生結弦選手がインタビューに「芸術というのは明らかに正しい技術、徹底された基礎によって裏付けされた表現力」と答えていましたが、彼の演技がそのことを身を持って教えてくれました。